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江西省〜盧山
2008年12月29日。ホテルで朝食をとった後7:30チェックアウト。タクシーでバス西駅(「景徳鎮汽車駅」)へ。九江行のバスの切符はすぐに購入できた。値段は56元で、その他に保険1元票×2枚(保証額は、意外な事故30,000元×2枚=約90万円、意外な障害医療10,000元×2枚=約30万円)を購入させられる。バスは8:30九江駅まで約1時間半の行程。景徳鎮は陶磁器の街というだけあり、街灯も長い陶器の壷の上に取り付けられているものもあり情緒がある。

江西省〜盧山へ
景徳鎮を出発したときは天気が良かったが、九江に近づくにつれて霧が深くなっていく。途中の中国最大の淡水湖(番陽湖)北端を渡る橋は霧に包まれていた。バスの乗務員は運転手と若い女性の車掌。運転中にバスの前方で二人で楽しそうに会話したりお菓子を食べたり占いをやったり。とても楽しいお仕事だ。途中で車掌さんはサービス(免費)のペットボトル水を配ってくれる。

景徳鎮バス駅

10:00頃九江バス駅に到着。バスを下りるやいないや、またタクシーの呼び込みに囲まれる。 一人の客引き女性が、「これは盧山のタクシーで丁度盧山から客を駅に送ってきたので、空車で盧山に帰るのはもったいないので安く50元で盧山まで送る」としつこくつきまとう。友達はこの提案にすぐにのってしまう。
それから荷物を九江バス駅の一時預かり(「寄存処」)に預け終るまでこの客引きがずっと着いてくる。
タクシーに乗るいなや、運転手から「今は観光客が少なく盧山を回る交通手段がないので各観光地を回って元のバス駅まで400元で送るがどうか」とのこと。乗る前は「安く乗れる」と言い、乗ってしまうと客の弱みにつけこみふっかけてくるのが中国商法だ。だいたい昨日黄山から屯渓まで往復200kmをチャータして400元だったのに、たかが往復30kmの3時間チャータでどうして400元もするのかと思ったが、確かにこの時期他の交通手段がないのでこの提案にのることにした。
盧山は標高1474mの大漢陽峰を中心に連なる山塊。ユネスコの世界自然遺産にも登録された名勝で、「春山は夢の如く、夏山は湧の如く、秋山は酔の如く、冬山は玉の如し」と詠われたように四季折々のすばらしい景観が見もの,,とのことだが。

江西省九江市と盧山

盧山風景旅遊区

盧山入口

盧山の入口に着くとこのように入山費を徴収するゲートがある。客は一回タクシーから降りてこの右の建物で入山費を払う。 そうするとゲートが開き、タクシーは10m先の駐車場まで進みそこで待っている。客はそこまで歩いて再度同じタクシーに乗ることになる。 まるで国境を越えるようだ。入山費は1人135元。

氷結した松

このゲートの近辺では松葉が氷結しておりとても美しい。しかしこのとおりの霧で遠景はとても望める状況ではない。黄山よりももっと濃霧だ。

含番口

ここから番陽湖が望めるはずだが、このとおりの霧。なおここには大口瀑布に向かう下りの索道があるはずだが索道乗場もどこにあるのか分からない状況。
さらに「中国共産党中央委員会盧山会議旧跡」に寄ってくれる。他にもいろいろな観光地で降ろしてくれるが所詮霧の中。もういいからとにかく「天橋」だけで良いと運転手に告げる。

天橋付近

天橋入口につくとまたもや「20元で案内する」とおばさんがしつこく寄ってくる。友達は人がいいのですぐこの提案に乗りそうになるが、私が断固として拒否。遡ること2日前友達は杭州に前泊し一人で西湖を観光しているが、そこで20元で案内してくれるという人にひっかかり、他に写真撮影料20元、参拝のための線香100元(市場価格10元?)、お土産100元(市場価格10元?)等結局200元も騙し取られたらしいが、どうも人が良くいつも断りきれないようだ。
天橋付近はこのように絶壁の上に続く細い道になっており、この道は龍首崖まで続いている。 霧が出ていなければ下界の美しい景色が望めるようだが、当日は仙人のように霧の中を歩くのみ。 写真下方に黄線が見えるが、それより先は危険という意味。霧で何も見えないゆえにさらにそこに近づくと足がすくむ。

お店

この冷え冷えとして客が殆どいない季節でも、このような売店はオープンしている。 ここでコーヒーを注文する。とても暖かく美味しかったが、コップの底に溶けきっていないインスタントコーヒの粉が残っていることなどあまり気にしてはいけない。

仙人洞

さらに進むと仙人洞のトンネルがある。この先の駐車場でタクシーが待っていてくれいる。確かに他の車はなく、タクシーが待っていてくれないと帰れない。。
タクシーに乗り込むと早々に九江に戻ってもらう。天気が悪くて客人ががっかりしているのを感じてか、行きは活発に話していたタクシーの運転手は黙々と運転していた。九江バス駅に戻ると15:00の武漢行きの切符を買うことができた(80元/人)。武漢までの所要時間は3時間半。 当初予定していた大型バスが事故か故障かで運行できなくなったので代わりの小ぶりのバス。 出発するとすぐ九江長江(揚子江)大橋を南から北へ渡る。 トイレがないこともあり、中間の黄石市のガソリンスタンドで瞬時の休憩があり、その後バスは再度揚子江を北から南に渡る。

九江バス駅

バスは高速道路を出て武漢市内に入ると渋滞のためのろのろ運転になる。当初「付家坡バス駅」に着くものと思っていたが、また武漢市内の位置不明なとこで降りることになる。 明日の岳陽行バスの切符を買うために付家坡バス駅に寄らないといけないのでタクシーで向かう。 駅に着くと看板に記載されている10:20発のバスはなく11:40発であることがわかった(まあいいかげん。)。 一人100元。とりあえずこのチケット2枚購入しタクシーでホテル(武漢東金大酒店)へ向かう。 ホテルはインターネットで予約したときの地図上では武昌区の黄鶴楼の近くに表示されていたが、実際は黄鶴楼からかなり離れた揚子江の向こうの漢陽区漢陽大道にありタクシーで30元程かかった。

武漢市風情直

ホテルの前のスーパーマーケット「家楽福」でお土産を山ほど買い込む。一度お土産をホテルに置いて、付近で食事場所を探したが、中華料理店がなさそうなので、タクシーに乗り込み適当な場所はないかと聞くと、中華料理店街「風情直」を紹介された。ここはホテルから東に戻ったところでタクシー12元程度。 中華レストランが10〜20件ほど並ぶ。ここで揚子江の魚料理を賞味しホテルへ戻る。
★参考情報
@景徳鎮西客駅→九江のバス
7:30〜18:30(1時間毎)距離145km所要時間1.5時間60元(約810円)

A景徳鎮バス東駅(汽車東駅:景徳鎮火車駅前)→九江のバス6:40,7:05,7:20,7:25,8:30,9:18,9:50,12:30
B九江→武漢へのバス
7:00〜17:00(1時間毎)距離268km所要時間3.5時間62元(約840円)

赤字が今回利用した交通手段
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