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湖北省〜武漢 湖南省〜岳陽
2008年12月30日。ホテル(武漢東金大酒店)7:00出発。このホテルは朝食は7:30からということもあり朝食抜き。 タクシーで付家坡バス駅に行く。ここで荷物を「寄存処」に預け再度タクシーに乗り「黄鶴楼」へ。黄鶴楼はこの後行く岳陽の岳陽楼、南昌の勝王閣と並び江南三大名楼に数えられる。三国時代の233年に建造されたが、王朝ごとに何度も建てかえられて(少しずつ大きくなり)現在の形になっている。また古来より多くの詩人に詠まれた旧跡である。

湖北省〜武漢

湖北省武漢市

付家坡バス駅から黄鶴楼まではタクシーで10分程度。黄鶴楼の前には停車できないため、ちょっと南の「辛亥革命博物館」の前で降ろされる。ここから大路を命がけで渡り黄鶴楼入口へ。

黄鶴古肆

黄鶴楼の入場券売り場(售票処)は入場料50元/人。ここでプラスチックのコインをもらうが、これは記念品ではなく入場のとき必要。 入口の右側にこの黄鶴古肆(商店街)がある。黄鶴楼観光のお土産はここで買うといいかも。

岳飛功徳坊

入口を入り右方向に向かうと「落梅軒」に出る。さらに進み夢得亭という東屋から丘を登ると、この黄鶴楼景点第二の建造物白雲閣に出る。この白雲閣から東に向かって続く路に連なるのが岳飛功徳坊というゲート群。白雲閣に登ると、揚子江を背景に黄鶴楼全景を見渡すことができる。

黄鶴楼

白雲閣から黄鶴楼に向かう尾根路で撮影。黄鶴楼は5階で、現在は火災対策のためコンクリートで建造されている。なお各階ごとに陳列があり年代によってどう建物が変革してきたかわかる模型も置いてある。 黄鶴楼は丘の上にあるため各階から武漢市内を見渡すことができる。 階段を登るとき中国語の勉強をかねて「イー、アール、サン、スー・・・・」と階段を数えるが、十を超えるとどうしても間違えるため友達にいつも笑われる。 友達も英語の勉強をかねて「ワン、ツー、スリー・・・・」と数えるが10以上で必ず間違える。

西大門、武漢長江大橋、長江(揚子江)

黄鶴楼から西を見ると、雄大な長江(揚子江)にかかる道路鉄道一体橋、武漢長江大橋を望むことが出来る。 長距離列車が頻繁にこの橋を渡っていた。 黄鶴楼周辺で沢山写真を撮った後、再度白雲閣に戻り、電気自動車(一人10元)に乗り込み岳飛功徳坊ゲート群をくぐると岳飛銅像に出る。 岳飛銅像から、落梅軒に戻るとそこでは古代の中国楽器による演奏会が行われていた。

辛亥革命博物館

出口を出て、タクシーを降りた場所に向かう途中辛亥革命博物館がある。辛亥革命とは1911年に起こった清から中華民国への革命。清朝末期、外国の侵略を防げず国内政治は混乱をきわめた。 1911年、窮乏する国家財政を立て直すため清政府は鉄道の国有化を行おうとしたが、外国資本に国益を売り飛ばす行為として四川省で中国民間資本鉄道の国有化反対運動が起こり、それに乗る形で10月に孫文の中国革命同盟会が湖北省の武昌(いわゆるここ)で反乱を起こす(武昌起義)と、14の省が次々と清朝からの独立を宣言したもの(Wekipediaより)。 博物館は無料だが1時間あたり130人(?)の入場制限がある。また入場の際記帳(名前、住所、職業)しないといけないので、友達の勧めに従い、出身地大連、職業農民としておいた。 ここでの展示を見る限り、民衆の敵は清朝を擁護するフランス軍のようで、少なくとも日本ではなさそうだ。

付家坡バス駅(傅家波長途汽車客運站)

さて、黄鶴閣に来るときタクシーを降りた所でタクシーを拾おうとするが、空車がなかなか来なかった。車道に出てタクシーを拾おうとするとトロリーバスに轢かれそうになる(トロリーバスの架線の下は避けたつもりであったが。。。)。ともあれなんとかタクシーを拾い付家坡バス駅へ。 このバス駅の横にある中華料理のファーストフードで台湾ラーメンと揚げパン(油条)のブランチ。台湾ラーメンは日本と同様に辛く香菜が入っている。
その後11:40分発の岳陽行きのバスに乗り込むが、出発は大幅に遅れ12:00前後(客が集まるまで多少待ったきらいあり。)。 途中武昌火車駅前のバス駅(武昌航海客運站)に立ち寄るためさらに遅れる。 3時間で岳陽に着くはずだが40分も遅れる。 それでも遅れを取り戻すための運転手の努力はすごい。 武漢から岳陽に向かう途中の赤壁IC(三国志で有名)の先で高速道路から一般道に下りるのだが、対面通行の道で対向車がいないと追い越す車両がいなくても左車線をひたすら突っ走る(中国では右側通行)。

湖南省〜岳陽
岳陽は中国2番目に大きい洞庭湖に面した2000年の歴史をもつ風光明媚な町。「洞庭湖は天下の水、岳陽は天下の楼」と称えられ、李白や杜甫、白居易、孟浩然など多くの唐代の詩人達に詠われた名勝の地としても知られる。

洞庭湖畔 湖南省岳陽市

岳陽楼景区

バスは15時30分頃岳陽バス駅に着いたが、当日中に長砂に行くためにはこのバス駅に遅くとも18:00前には戻ってこないといけない。まずは寄存処で荷物の他昨日買った膨大なお土産等を預ける。そしてタクシー(5〜6元)に乗り込み岳陽楼へ。タクシーの運転手に岳陽楼の観光が終るまで待っててもらえないか、と持ちかけたところ、岳陽楼ではタクシーはいくらでも拾えるとのこと。

岳陽楼

岳陽楼は丘にあるのかと思いきや洞庭湖畔の平地にある(入場料46元/人)。入口から入って岳陽楼に行くまで中国各地の楼閣のミニチュア、庭園廊下、噴水等が続き結構面白い。

洞庭湖

そして、昔から人生で一回は見たいと思っていた洞庭湖。数々の大きな船舶が停留している。霧のせいか、湖の広さのせいか対岸が見えない。

長砂
湖南省の首都である長砂は、資源が豊富な湘江のほとりに開けた街で「魚米の郷」「花火と爆竹の郷」「刺繍の郷」等の別称で親しまれている。

長砂駅

岳陽から長砂行バスの最終は18:00発だが、岳陽楼の観光を手短かに済ませ17:00のバスに乗ろうと岳陽楼からタクシーに乗る。 岳陽バス駅ではそのバスの切符が買えた(発車30分前に購入したらなんと先頭の1番2番席であった。)。それからバス駅右にあるはずの寄存処へ、、と思ったら荷物を預けた寄存処が見つからない。 ひょっとして別のバス駅に荷物を預けたのかとあせったが、結局それはバス駅左側であった。 バスに乗込み長砂に向かっている間、ここでも運転手と女性の車掌がたのしく会話しながら南瓜の種をぽりぽりと食べている。 しかし運転は前の車を次々と抜いていく恐ろしいもの。2時間10分で長砂駅前右の長株潭バスターミナルに到着。

長砂銀河大酒店

そこから歩いて今日予約している銀河大酒店に向おうとしたが、ホテルは広い駅前の道(五一大道)の反対側にあり、 横断が危険なため結局タクシーに乗る。運転手は近すぎてあまり機嫌がよくなかった。
ホテルに到着後チェックイン。部屋はB1206とB1207だったか。 友達がB棟だからといってエレベータ内の行先ボタン「B」を押したのはびっくりしたかも。 ともあれ部屋に荷物を置いて歩いて近くの中華料理店に行き食事。その後長砂駅前で記念撮影をしてホテルに戻る。 銀河大酒店の壁面はネオンがぎらぎら。 私の部屋は裏側だったので問題なかったが、友達の部屋は正面側だったので夜中赤緑青の光の点滅が窓から飛び込んできてなかなか眠れなかったとのこと。。
★参考情報
@武漢付家坡客運駅→岳陽 バス
8:10,9:40,11:40,13:40,15:00 距離231km,所要時間3時間,100元(約1350円)
A武漢(武昌)→岳陽 列車(火車)
8:50→11:00,9:18→11:32,9:30→11:57,15:05→17:29,15:15→17:44, 15:55→17:55,17:18→20:19,
17:27→19:44,17:44→20:11,19:00→21:00, 19:56→23:24,22:41→0:45,23:15→2:18
B岳陽→長砂 バス
直通7:00→18:00の1時間に1本。157km,所要時間 2時間10分,55元(約742円)
●黄柏,李家鍛等を経由する長砂行き 7:20,8:00,8:50,9:40,10:20,11:10,11:40,12:10,12:40,13:00,13:40,14:20,
15:00,15:30,16:00,16:40
所要時間不明32元(約432円)
赤字が今回利用した交通手段
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